シアリスの主成分「タダラフィル」は他のED治療薬とどう違うのか？
第三のED治療薬として認知されているシアリス錠。男性の夢の薬として一番最初に開発されたED治療薬のバイアグラに比べて、食べものによる薬の効き目が弱まるという影響が少なくなったり、勃起の効果時間が長持ちするという長時間作用効果など、ED治療薬の進化系ともいえるシアリス。
このシアリスはなぜここまで長時間作用するのか？気になるところだと思います。シアリスの長時間作用を可能にしているのが、有効成分のタダラフィルで、男性の勃起不全のサポート薬としては、世界中で人気を得ています。
今回は、シアリスに含まれているタダラフィル成分についての細かい情報や他のED治療薬との違いを簡単にまとめて紹介しようと思いますので、シアリスの購入で迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
シアリスの成分
シアリスの有効成分であるタダラフィル成分。
この成分が男性の体内に浸透していくことで、勃起不全・インポをサポートする役割があるのですが、どのような方法で勃起不全を解消しているのか？
ED治療におけるタダラフィル成分の働きとしては、血管拡張作用です。
勃起不全の患者さんはペニスへ流れる血液がうまく流れていなことが原因で、ペニスの強度減や起たないといった症状がでてしまいます。
これを改善するのがタダラフィルで、ペニスへ流れる血管を拡張することによって、脳から勃起するという命令が下ると本来の勃起力を取り戻すことが可能になるのです。
一般的にはタダラフィルという成分すら知られていませんが、シアリスを購入する上では大切な情報です。よくあるED治療薬の偽造品などは、全く違う成分が配合されている事もありますので、服用するED治療薬の成分名くらいは覚えておきましょう。
タダラフィル成分の作用・特徴
タダラフィル成分の作用は、日本国内で最も認知されている症状としてED(勃起不全)があります。しかし、この成分はED治療以外にも、肺動脈性肺高血圧症、前立腺肥大の排尿障害などにも効果があるとしています。
それぞれの症状に適した医薬品名で販売されていて、ED治療薬ならシアリス、肺動脈性肺高血圧症ならアドルシカ、前立腺肥大にはサルティアです。
シアリスとしてのタダラフィル成分は、前述している通りで、男性の勃起不全に対応し、性的な興奮を得ているのにも関わらず、勃起できない、硬くならないといった症状に対して有効です。
EDの患者さんは性行為がしたくでもこれらの症状になってしまうことで、満足いく性行為ができずに断念してしまいます。それが原因でパートナーとの関係に亀裂が生じる事もあります。
しかし、シアリスはこのようなEDの症状に対して、性行為をする1～3時間前を目安に服用する事で、本来ある勃起力を回復させる効果があるのです。
シアリスの成分であるタダラフィルが体にしっかりと浸透する事で、満足いく性行為を行えるようになっていきます。
タダラフィル独特の特徴として長時間型のホスホジエステラーゼ5阻害剤と言われ、服用する用量(5mg～20mg)によって持続時間が異なります。
目安としては5mgで16時間、10mgで24時間、20mgで36時間です。
タダラフィル成分の副作用・注意点
タダラフィル成分は、ED治療薬含めていくつかの症状を治療するために開発された成分です。
その作用には勃起不全の治療や前立腺肥大の治療などがありますが、それに伴って副作用や注意点もあります。医薬品に副作用はつきものですので、ED治療薬に関しても例外なく知っておくほうが良いでしょう。
ここでタダラフィルを服用する際の注意点や副作用についてご紹介したいと思います。
シアリスの服用を注意したほうが良い方
ED治療薬を服用する事すらできない可能性のある心臓病や脳卒中など重度の病気を抱えている方の服用は気を付けてください。必ずかかりつけの医師に確認しましょう。
高血圧・低血圧で血液を制御することが出来ない人。これも注意が必要です。タダラフィル成分には血管拡張作用がありますので事前に血圧のチェックをオススメします。
シアリスの併用・飲み合わせの注意
他のED治療薬との併用や、血管拡張作用のある薬との併用はしないようにしましょう。タダラフィルだけでも血管拡張作用があるので、ダブルパンチで薬が効きすぎてしまい体調が悪くなる可能性が高まります。
併用禁忌薬に該当する「ニトロ」系の医薬品。スプレータイプ・注射タイプ・経口タイプの硝酸薬も危険です。
グレープフルーツに含まれているフラノクマリン成分もタダラフィル成分と併用すると危ないので注意が必要です。
▶ 飲み合わせに注意！シアリスと一緒に服用していはいけない薬についてシアリスの使用に関して
性行為のおおよそ1時間前を目安に服用しますが、余裕をもって2～3時間前に服用する事をオススメしています。20mgを服用した際の効果は最大で36時間としていますが、人によって多少なり前後していきます。
病院での処方は医師の診察が必要ですが、通販では気軽に入手できます。専門クリニックでも保険は適用外ですので、覚えておきましょう。用量・用法は専門医に確認するのがベストです。
シアリスの正しい使い方
成人男性を対象として、1日に1回の服用となります。2錠目を服用する際には必ず24時間以上の間隔を空けてから飲みましょう。
まずはタダラフィル成分を5mg~10mgで服用して様子を見ます。それでも効果がない場合、EDの症状が少し重い場合には20mgを服用していきます。
基本的な使い方は成分の用量と勃起具合を見ながら調整していきますが、腎障害や肝障害の症状が重い方は、10mgまでしか服用できませんので、ご注意ください。
▶ シアリスは連続で服用してもOK？毎日性行為をする男性必見の情報シアリスの主な副作用
タダラフィル成分の主な副作用としては、頭痛やほてりの報告例が一番多いです。副作用が発症する確率としては、治験の段階でシアリスが29%、アドルシカで53%、ザルティアで11%という結果も出ています。
タダラフィル成分を服用した患者のほとんどがなにかしらの軽い副作用を報告しているという事もあるので、少しの頭痛などは気にしなくても問題ありません。
明らかに薬の効果が切れている時点で副作用のような症状が残ったり、勃起が治まらない場合には早急に専門医に確認する事をオススメします。
他のED治療薬との違い
他のED治療薬との違いは、まずは成分です。バイアグラ系はシルデナフィル成分、レビトラ系はバルデナフィル成分、シアリス系はタダラフィル成分と、ED治療薬の種類によって異なります。
第四世代のED治療薬と言われているアバナやスーパーアバナにはアヴァナフィル成分が含まれています。
その他、それぞれの特徴としてレビトラは即効性に優れている、シアリスは長時間作用に優れている、アバナはほとんど食事の影響がない、など各ED治療薬でも多少なり違いがあります。
EDに悩んでいる男性が即効性や持続性など、どの部分を優先して体感したいかによって使用するED治療薬は変わってきますので、参考にしてみてください。
▶ シアリスとレビトラどっち派？人気ED治療薬の効果・作用を徹底比較おすすめのジェネリック
まとめ
シアリスの成分であるタダラフィルに関していかがでしたか？
ED治療薬を購入するときに商品名だけで、直ぐに購入する方も多いですが、実際は含まれている成分のほうが重要です。
商品名はあくまで成分に対して販売する上でつけられてネーミングですので、その成分の本質を理解しておくことで、正しい服用方法や使用する症状などの事が理解できます。
普段から使っている薬も成分を気にする方は少ないと思いますが、これから医薬品を使用する方はED治療薬に限らず、正しい成分が含まれているか？などを気にして安心・安全に服用するようにしましょう。
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